【ネタバレあり】『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』感想|意外と見ごたえアリ!かわいさの裏に友情と成長も

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※本記事は映画『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』のネタバレを含みます。未鑑賞の方はご注意ください。
※ストーリーの内容や登場人物の描写は、筆者の記憶と解釈に基づいています。事実と異なる可能性もございますので、予めご了承ください。

1. 総合評価 ★★★★☆(3.5/5)

大人の目から見ても予想以上に丁寧に作られており、しっかり楽しめました。テンポよく、最後には感動もあり、子どもだけでなく親や学生にもおすすめできる一作です。

2. ざっくりあらすじ(ネタバレあり)

スイーツランドでは、かつて謎の隕石の影響でお菓子を食べるとキャラクターが誕生する世界となっていた。たべっ子どうぶつ達は、アイドルとして日々歌って踊る活動を行っていた。

新人アイドル「ぺがさすちゃん」が登場し、リーダー・らいおんくんの嫉妬を買う。そんな中、遠征中にスイーツランドが「わたあめ軍団」に襲われ、お菓子は没収され、人々は笑顔を失ってしまう。

たべっ子どうぶつ達が帰還後、襲撃に遭いぺがさすちゃんが捕らわれてしまう。仲間たちは確執を抱えながらも少年・ペロやマッカロン教授と共に行動を開始。らいおんくんのたてがみに絡まっていたゴットン(後に“ゴッチャン”と名付けられる)から人間の「いただきます」の言葉によってキャラクターはお菓子に戻り、また食べられることでキャラクターとして復活できることを知る。

やがて敵の城に潜入、ぺがさすちゃんの救出に成功するかに思われたが、マッカロン教授の裏切りによりお菓子になり砕かれてしまうたべっ子どうぶつ達。マッカロンの動機は、幼少期に「お菓子を与えられなかった」寂しさだった。

暴走するキングゴットンたちや、お菓子のゴーレム挑む中、らいおんくんの活躍でゴッチャンが意識を取り戻し、マッカロンとの和解へ向かう。ペロの起点によりライブ配信によってマッカロンの「いただきます」の言葉が国中に響き、暴走したわたあめはお菓子に戻り、世界は再び平和を取り戻す。

ラストでは崩れる塔から落下する3匹が、ひよこちゃんの“フェニックス進化”で奇跡の生還を果たす。

3. 感想・考察

■ 良かった点

  • CG映像のクオリティが高く、Pixar作品に匹敵する完成度。
  • 物語がテンポよく進み、大人が見ても退屈しない構成。
  • 芸能人声優も自然な演技で世界観に溶け込んでいた。
  • クライマックスの展開に驚きがあり、丁寧な演出を感じた。

■ 惜しかった点

  • 対象年齢が広すぎて、一部シーンが子どもには難しい。
  • 90分は未就学児には長く、中盤で集中力が切れる声も。
  • 大人は子供向けとして「頭を空っぽにして」見るモードが必要。

■ キャラクターやテーマ

  • らいおんくんの嫉妬や成長、仲間との和解が丁寧に描かれている。
  • 他のお菓子キャラの登場にも驚きと楽しさがある。

例:ポリンキーのグラサンキャラが登場し、声優は速水奨さん。まさかの渋ボイスで「飛べ!」(て言ってた気がする)。コナン見た後だから自動的に諸伏高明の顔がよぎる。

例:わにくん役は立木文彦さん。筆者の脳内では某アニメのグラサンマダオがどうしても見え隠れするなか「すべてシナリオ通りだわにー」で碇ゲンドウを突っ込んでくる。収録現場の楽しさがうかがえる。

4. かわいさ加減

とにかく「かわいい」が全編を通して貫かれている。敵キャラすらキュート。特にねこちゃんのドライな感じからのあざとい瞳にはやられます。

5. まとめ|誰におすすめ?

総合評価:★★★☆☆~★★★★☆(3.5/5)

  • 子ども:小学生以上推奨(または90分耐えられるお子様)
  • 大人:頭を空っぽにできる方、カワイイが好きな方におすすめ
  • 学生:友達と語れるネタが豊富で、かわいい推しもできる

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